AIショートドラマの新しい市場をつくる。山岸瑛希のドラマ。

TikTokやInstagram Reels、YouTube Shortsといった短尺動画プラットフォームで、ショートドラマ形式の広告が急速に伸びています。
その最前線で、AIネイティブなショートドラマレーベルとして制作に取り組んでいるのが、株式会社リスポが運営する「ことばピクチャーズ」です。
新連載「ドラマをつくる、その人のドラマ。」は、ことばピクチャーズで作品づくりに関わるメンバーの、仕事の裏側にあるドラマをお届けする企画です。
第1話は、インターンながら上場企業のクリエイティブディレクションや制作を担い、大活躍している山岸瑛希さん。仕事内容やAIとの向き合い方、スタートアップで働くリアルについて話を聞きました。
Qまずは自己紹介をお願いします!
山岸瑛希です。慶應義塾大学の3年生なんですが、今は秋学期から休学しています。もともとAIに興味があって、日々進化していくAIを実務の中でちゃんと使いこなせるようになりたいと思って、7月からインターンを始めました。
今は企業とのタイアップでInstagramやTikTok、YouTube向けの縦型広告動画やショートドラマの制作をメインにしつつ、営業業務やクライアント対応、自社SNSの運用、さらには組織づくりや事業運営に関わる業務まで、かなり幅広く携わらせてもらっています。
Q「ことばピクチャーズ」のインターンを始めたきっかけや、数ある選択肢の中で決め手になったことを教えてください。
AIに興味があって、日々進化していく中で「これを実務でちゃんと使いこなせるようになりたい」と思ったのがそもそものきっかけです。加えて、将来的には自分で起業したいという思いもあって、早いうちからスタートアップで経験を積んでおきたいという気持ちも強くありました。
前職のインターンでは架電業務だけをしていて正直物足りなさを感じていたこともあって、裁量を持ってやれる環境を探していました。
「ことばピクチャーズ」は、AIネイティブなショートドラマレーベルとして、会社や組織をこれからつくっていく段階だと伺って、スピード感や自由度を持って仕事に取り組める環境だというのが決め手になりましたね。いろいろなAIに触れながら仕事ができる点にも惹かれましたし、「カオスを楽しめる」という言葉がすごく印象に残っています。
Q普段の業務について、詳しく教えてください。
今は、企業タイアップのショートドラマ制作を中心に、縦型広告やサイネージ広告の制作にも携わっています。
企画・動画生成・編集・納品までAIツールを使いながら一気通貫で担当しつつ、クライアントワークや顧客対応、自社SNSの運用も行っています。それだけでなく、組織づくりや事業運営に関わる業務にも携わらせてもらっていて、経営の方針や戦略を考える部分にも関わらせてもらっています。

Q普段はどんな働き方をしていますか?
今は大学を休学して、週5日、毎朝9時に出社してフルタイムでがっつり働いています。
土日などの空いた時間には、情報収集のためにとにかくショートドラマを見ています。「これは良いな」と思う作品があれば社内で共有して、なぜ伸びているのか、自分たちの制作に活かせるところはどこかを議論しています。
フルタイムで入っているからこそ、任せてもらえる仕事の幅も大きくて、裁量権をたくさんいただけたのは本当によかったと思っています。
Q1本の動画が完成するまで、どのような流れで進めていますか?
まずクライアントの意向に沿って、その動画の目的やターゲット、何を訴求したいのかを整理するところから始めます。そこで整理した情報と照らし合わせながら、見る人が知りたいことや、動画で届けるべき情報をさらに詰めていく感じですね。
その内容をもとに動画のテーマと構成を考えるんですが、ここでAIと壁打ちしながら、独自に構築したショートドラマのナレッジをもとにしたツールを使って作成します。
できたものは社長や脚本家、SNSディレクターと話し合って修正を重ね、先方に提出して、そこから動画を生成して編集する、という流れで進めています。
QAIはどの工程で、どんな風に活用していますか?
本当にあらゆる業務で使っています。Claude CodeやCodexをはじめ、いろんなAIツールを駆使していて、クリエイティブ制作でいうと、構成を決めるための壁打ち、Higgsfieldでの動画生成、Claude CodeとCapCutを使った動画編集など様々です。
加えて、自社のSNSアカウントの設計や運用、分析、今後の方針を考える部分でも活用しています。日々繰り返し行っている作業を自動化したり、AI関連のニュースを自動でキャッチアップする仕組みを作ったりと、業務フロー改善の目的でも使っていますね。AIが日常的なパートナーのような存在になっている感覚です。
本当にAIに触れる機会が多い環境だと思います。入社してすぐのオンボーディングでは、社長自らAIツールの使い方を一つひとつ直接教えてくれました。普通、入ったばかりのインターンにそこまで時間をかけてくれる会社はなかなかないと思うので、すごくありがたかったですね。
今ではターミナル経由であらゆるAIツールと連携しながら業務を進めていて、「完全に使いこなせている」と言うとさすがに言い過ぎですが、実務でちゃんと使える状態にはなってきたと思います。例えば、ショートドラマのナレッジを読み込ませて字幕入れからSE(効果音)入れまでを自動で行うツールを作ったり、フォーム営業を自動化するツールを作ったりと、自分なりに業務を効率化する仕組みもいろいろ作ってきました。
さらに、会社がAIの作業専用のMac miniを購入してくれて、常にAIを動かし続けられる環境も整えてもらいました。ここまでAIに触れさせてもらえる環境はなかなかないと思うので、AIに興味がある人にとっては本当にもってこいの場所だと思います。

Q実際のクライアントワークで印象に残っていることはありますか?
大手のクライアントさんをはじめ、これまでたくさんのクライアント案件に携わらせてもらっています。
その中でも、普段から自分も使っているような施設や商品の動画広告制作を任された時はうれしかったですし、「インターン生でもこんなに大きな案件に関われるんだ」という感激もありました。クライアントさんの意向をもとに構成に落とし込んでいく中で、すり合わせを重ねながら構成や映像のクオリティを褒めていただけた時は、本当にやりがいを感じます。同時に、大きな案件を任せてもらっている分、ちゃんとやり遂げないといけないという責任感も強く持つようになりました。
Q最初に任された仕事は何でしたか。最初はどのくらい大変でしたか?
最初は、構成が決まっているものを動画化するところから始めました。インターンを始める前はChatGPTとCodexくらいしか触ったことがなかったので、動画を生成するAIツールを使ってみること自体が最初の一歩でしたね。
与える指示の細かい部分で、動画の動きやセリフ、イメージがガラッと変わってしまうので、プロンプトの作り方や自分がイメージしているものを反映させるところで最初はかなり苦戦しました。
ただ、社長や社員の方からフィードバックやアドバイスをもらいながら、少しずつコツを掴んでいくことができました。動画制作自体も未経験だったので、編集にも手間取っていたのを覚えています。とにかく初めての経験ばかりだったので、AIを活用したり周りの方に聞いたりしながら、一つひとつ乗り越えていきました。
QAIを使った制作の中で、自分の判断や工夫が必要だと感じた部分はどこですか?
動画の構成を最終的にどう決めるか、というところは自分の判断が一番必要な部分だと感じています。AIが出してくれた案をそのまま採用するんじゃなくて、自分なりに手を加えたり、どの案が伸びそうか、商品やサービスの魅力が一番伝わる構成はどれかを判断することが大切だと思っています。その審美眼を磨くことが重要だと気づいてから、日々意識して勉強しています。
あとは、どの業務をAIに任せて、どれを自分たちで進めるべきかを見極めることも大事だと思っています。「これは自動化できそうだな」「これは最終的に自分で判断しないといけないな」というのを見極める力も、インターンを通して養えている感覚があります。
AIを使っていると「なんでもできるじゃん」と感動する部分がある一方で、やっぱり苦手な部分もあるのも事実なので、すべてをAIに任せきりにするんじゃなくて、うまく使い分けることを大切にしています。
AIを使いこなす力そのものも、日々ついてきている実感があります。実務の中で使っているからこそ今後にも活きると思いますし、やればやるほど可能性というか視野が広がっていくのが面白いです。
Q新規事業の立ち上げフェーズに関わる中で、大変さや面白さを感じることはありますか?
正直、大変だなと感じる部分はあります。
スタートアップなので教育マニュアルや業務の型のようなものがまだ整っていなくて、しかもAIクリエイティブという市場自体がすごく新しくて、何が正解で、どうすればうまくいくのかも、まだ手探りの段階だと感じています。
だからこそ、自分で情報収集をしながら日々業務をアップデートして、施策を考えて提案し、実行していく必要があります。ただ、その分、面白さもすごく感じています。正解がないからこそ自分で考えて動く力がついたと思いますし、誰かの指示を待つのではなく、自分たちで「正解」をつくっていけるのは、スタートアップならではの面白さだなと思います。
Qスタートアップで働く中で、入社前のイメージとのギャップや、意外に感じたことはありますか?
裁量の大きさには本当に驚きました。
前職のインターンが架電業務だけだったこともあって、裁量を持って働ける環境を求めてこの会社に入ったんですが、想像していた以上でしたね。自分が考えた施策や提案に対しても、社長や社員の方が本当に親身に耳を傾けてくれます。
ただ、提案した施策についても、概要だけでなく費用や見込める実効果、費用対効果など、さまざまな観点まで深掘りして考える必要があって、そこまで考え抜く力も自然と身についてきたと感じています。その分責任も伴うので、最後までやり切る力や、常に考え続けることの大切さは強く感じていますね。
Qこのインターンをやっていてよかった、やりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?
一番やりがいを感じるのは、自分が「ここはこうした方がいいんじゃないか」と考えて提案したことが、実際にクライアントへの提出物や動画にそのまま反映されて、それが結果につながったときですね。
あとは、自分が提案した施策で実際に成果が出たときです。自社のInstagramアカウントを運用して1ヶ月で、フォロワーが4,000人増えて、リールの総再生回数が1,000万回を突破したときは本当に嬉しかったです。
AI×ショートドラマというまだ正解のない領域で、自分の判断や施策が数字という目に見える結果につながる感覚は、なかなか他では味わえない経験だと思っています。
Qチームの雰囲気や、周りのメンバーとの関わり方はどうですか?
チームの雰囲気はすごく良くて、社長も社員も面白くて気さくな方ばかりです。
日々の業務の相談はもちろん、事業の方針や施策、将来のこと、ちょっとした雑談まで、あらゆることを気軽に話せる距離感があります。学年や立場に関係なく対等に意見を言い合える空気があって、すごく働きやすいです。業務外でもご飯に連れて行ってもらったりして、プライベートでも仲良くしてもらっています。
実際に伸びているショートドラマを見ながら、なぜ伸びているのか要因を分析したり、それについて議論したりする機会も多いです。今はインターン生が自分を入れて2人しかいないんですが、お互い意見交換をしながら進められているので、毎日刺激をもらいながら楽しく仕事をさせてもらっています。
Qどんな人にこのインターンをおすすめしたいですか?
将来的に起業したい人や、自分たちで事業をつくっていきたいと思っている人には、特におすすめしたいです。
「ことばピクチャーズ」は会社や組織をこれから一緒につくっていく段階にあって、企画から実行・分析まで一気通貫で経験できるので、まさに事業づくりの疑似体験ができる環境だと思います。
それに加えて、普段からTikTokやInstagramでショートドラマのような縦型動画をよく見ていて、「自分だったらこう撮るのにな」とつい考えてしまう人や、AIや新しいツールを使って、クリエイティブの可能性を広げていくことにワクワクできる人にも向いていると思います。
AIは日々ものすごいスピードで進化していくので、仕事柄Xで最新情報をキャッチアップし続ける必要もあり、AIに関心がある人にはすごく向いている環境です。将来、映像制作や広告・マーケティング・クリエイティブ職に関心がある人にもおすすめです。
Q応募を迷っている学生の方へ、メッセージをお願いします!
正直、最初は何もわからない状態からのスタートでした。
でも、AIという日々進化していく領域に真剣に向き合いながら、さまざまな業種のクライアントの案件を任せてもらったり、自分の提案が実際の数字として結果につながったりと、こうした経験を積ませてもらえているのは、スタートアップならではの圧倒的な裁量があったからだと思っています。
社長や社員との距離も近くて、本気でぶつかれば本気で向き合ってくれる環境です。AIを使いこなせるようになりたい人、裁量を持って本気で成長したい人、そしてショートドラマが好きな人には、間違いなくおすすめできる環境です。少しでも気になったら、ぜひ一度話を聞きに来てください。
一緒に「ことばピクチャーズ」を盛り上げてくれる方を待っています!

PROFILE
山岸 瑛希
2005年生まれ。慶應義塾大学3年(休学中)。2026年7月からことばピクチャーズでインターンとして、企業タイアップのショートドラマ制作、自社SNSの運用、組織づくりに携わる。
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